チートデーに潜む悪魔
チートデー。
効果は抜群だ!
思い切り食べた翌日の体重は減っていた。
お通じが良かった訳でもハードな運動をした訳でもないのに、10日間も88kg台で安定していた体重が10年ぶりに86kgに落ちたのだ。久々にローソンの低糖質パンに手を出した影響もあるだろうが、あっさりと1kgも落ちたのだ。
これでまた当分ダイエットに集中できる。
ただ今回チートデー導入までにかなり悩んだのには理由がある。
私は意思が弱い。禁煙だって禁酒だってダイエットだって何十回、何百回と失敗した。最終的に医学の力(薬)で煙草とお酒と縁を切ることができたが、それが無ければ未だに足掻いていただろう。
そんな意思の弱い僕がチートデーに手を出すとどうなるか、簡単に想像できる。停滞期に入ったらチートデーが、1週間に1回になり、3日に1回になり、そして好きなだけ食べる理由を探し始める。このループである。
これは禁酒の時に何度も経験した。禁酒を始めた後の集まりでノンアルコールビールを飲み、そこから1週間に1回ノンアルを飲み、3日に1回飲み、毎日飲み、最終的に本数が増えてとうとうビールに手を出すのだ。
だからこそ散々迷ったのだ。
やって良かったとは思う。
だが悪魔はこう囁くのだ。
「今日は頑張ったからマックに行ってもいいのでは?」
「週に1回くらいラーメン屋に行ってもいいので?」
悪魔に負けず1日1日歩いて行こう。
ダイエットは永遠に続くのだから。
86.5kg
24.4%